観点/教科 | 国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 |
評価の観点 | ノート整理・感想・発言の頻度/記述の深さと提出物の完成度が重視される。 | ミスの少なさ・途中式の丁寧さ・提出ワークの充実度。 | 単語・英文ノートの整備・音読や暗唱など表現活動も評価対象。 | 観察記録・まとめプリントの内容・実験時の参加態度なども評価。 | 授業発言・板書整理・用語定義ノートなどが積極性評価につながる。 |
中1段階 | 定期テスト記述問題に慣れ、ノート提出と感想記述で主体性を示す。 | 小テストや提出課題で丁寧な計算と整理整頓を心がける。 | 単語テストや音読チェックに全力。ノートを整理して提出を徹底。 | 単元テスト+観察記録プリントに丁寧に向き合う習慣づけ。 | 用語暗記と資料読み取りの基礎を積む。レポート提出の精度も重視。 |
中2段階 | 記述の説得力・意見文などで論理性を加えると4→5に届く可能性が高まる。 | 応用問題での考え方の書き方・発展課題に取り組む姿勢が重要。 | 英作文やスピーチ課題など「表現活動」の積極参加が差になる。 | 実験報告やグラフ作成の正確さと見せ方の工夫が評価される。 | 資料を読み解く力・比較視点など発言に根拠があるかが問われる。 |
中3段階 | 1学期の記述力・小テスト得点・提出物の質がほぼ最終評定に直結。 | ケアレスミスを防ぎ、模試レベル課題の処理精度が評価対象に。 | 長文理解や入試型記述への対応力が「実力反映」として見られる。 | 入試対応問題や作図記述に対する粘り強さ・改善姿勢が重視される。 | 公民・時事内容をもとにした考察力/意見の論理性が評価に入る。 |
9教科内申点アップ
都立高校入試には二つの入試制度があります。
都立高校入試は、二つの入試制度があります。
推薦とは、調査書、面接、作文や小論文の結果で合否が決まります。一般推薦、理数等特別推薦、文化・スポーツ等特別推薦があります。
一般第一次募集では学力検査を行います。
一般第二次募集は、第一次募集を行い、入学手続き者数が募集人員に満たない高校が行います。
一般分割募集とはあらかじめ募集人数を分割して、2回に分けて行う募集です。
推薦入試について
都立高校においては、調査書における観点別学習状況の評価(27観点)または評定(9教科)のどちらかを採用します。
一般推薦、理数等特別推薦、文化・スポーツ等特別推薦があります。
自己PRカードを提出します(点数化はしません)
個人面接、小論文・作文を課し、それぞれ点数化して合否を決定します。
総合成績の配点比率例
一般入試について
応募資格
中学3年生、または卒業者
出願方法
1校のみ(立川高校創造理数科が第一志望の場合は立川普通科を第二志望とすることが出来ます)
出願手続
入学願書、考査料、調査書、自己PRカードが必要です。
志願変更
願書提出後1回限り志望変更ができます。
学力検査
原則5教科 各教科100点満点です。
特定の科目に傾斜配点を行う場合があります(国際高校英語2倍)
自校作成問題実施校
自校作成問題とは、一部の学校で独自に作成した検査問題です。
自校作成問題実施校
日比谷高校、西高校、国立高校、立川高校、新宿高校、青山高校、戸山高校、国分寺高校、八王子東高校、墨田川高校 |
選考
原則として調査書、学力検査を総合した成績により行います。
学力検査と調査書の比率
第一次募集、分割前期 7:3
第二次募集、分割後期 6:4
合計1000点満点
調査書点の換算方法
5教科入試は65点満点を300点に換算します。
学力検査と調査書の比率7:3
56÷65×300=258
調査書点は258点
英語スピーキングテスト
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の結果を第一次募集、分割前期の選抜に活用します。
結果は6段階で20点満点に置き換えます。
スピーキングテスト対策について(無料)
当塾では、「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」の対策授業を行います。
令和4年度は、都内公立中学校3年生全員が「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」を受け、その結果が都立高校入試に活用されました。(実施日:令和4年11月27日(日))
スピーキングテストの結果は、AからFまでの6段階で評価され、生徒の調査書に記載されます。調査書は、生徒の志願先の都立高等学校へ提出され、20点満点の点数として入試得点に加算されます。
スピーキングテストの対策内容
スピーキングテストの問題は「英文を読み上げる」「質問聞いて応答する/意図を伝える」「ストーリーを英語で話す」「自分の意見を述べる」という形式の4つのパートに分かれています。
都立スピーキングテストの仕様や評価基準について、生徒一人ひとりに詳しく解説、演習を進めます。本番において20点満点を目指すための解答方法の指導を行います。
※スピーキングテスト対策は、通常時間内もしくは時間外に行います。日程、時間については、生徒本人にお伝えいたします。
評価の点数化
学力検査の結果と調査書点、スピーキングテストの点数を合計して、総合成績を算出します。
合格者の決定
総合成績の高い順に合格者を決めます。
1 内申点アップの内容
入試において、第一志望校合格に最も大切な基盤は、当塾としては内申と考えています。
このことは、簡単そうに見えて非常に奥の深い課題であると、当塾では考えております。
一番の課題は、「定期テストの点数はいいのに内申は上がらない」というお声や、内申の取り方がよくわからないというお声です。
内申は、定量的評価と定性的評価の組み合わせのため、どうしても保護者様や生徒様から見て分析しにくい部分があるのは事実です。それでは、内申の評価方法について、説明させていただきます。
内申には、3つの評価方法があります。
「知識・技能」
「思考・判断・表現」
「主体的に学習に取り組む態度」
の3つです。
9教科それぞれが上記の3つの評価方法に分かれ、さらにA、B、Cの3つの評価が行われます。
内申アップの構成
2 内申アップのメリット
都立高校入試における「調査書」と、「入試得点」の点数の付け方、計算方法を、しっかり確認することが重要です。
A 都立高校入試得点の計算方法
都立高校の入試得点計算方法を下記に記させていただきます。
B 3割の内申が入試に大きく影響
東京都の入試配点の比率は7対3、すなわち入試得点は7割、内申は3割です。
一見すると、7割の入試得点の方が大きな得点源に見えるので、どうしても3割の内申に対して軽く見てしまう可能性があります。
「内申の得点源は3割しかないのだから、7割の入試で挽回すればいい」と思い、内申を軽視してしまうのです。
しかし、1、2年生において内申を確保することは、同時に入試においての基礎学力を養成します。私たちはこのことを「目に見えない力」と名付けております.
この「目に見えない力」は、入試において一見繋がってないように見えて、3年生の学習内容と繋がっています。1、2年時に基礎学力を完成させておくと、3年生において余裕ある時間配分の勉強を行うことができるため、より一層第一志望校の合格確率が上がります。
それではこの今申し上げた調査書の得点源とは一体何かとお話をさせていただきます。
計算方法に書かれている通り、このことは中学3年生の生徒も「え、そうだったんだ」と気づく生徒がいるので書かせていただきます。
C 内申は得点源4.61点~9.23点
英数国理社の5教科が1アップした場合、入試得点に換算すると4.61点上がる計算になります。
技音美体が1アップすると、実技4教科の内申は2倍で計算されるため、9.23点アップします。
英数国理社が1アップした得点源4.61というのは、国語の漢字であればおよそ2.5問、もしくは数学の計算問題なら1問正解したことになります。
合否のラインは、この5点の中にあることもあります。この5点のボーダーラインに生徒が集中するからです。
技音美体の実技4教科の9.23点アップというのは、国語の記述問題1問分、もしくは英語の英作文問題にも匹敵します。
日ごろ指導するにあたって私たちが思うのは、入試問題は一問一答のような基本問題のケアレスミスで失点したり、幅広く表現力や判断力が問われる記述問題のような配点率が高い問題の苦手さによって、得点の差が出ます。
内申を1獲得できるということは、上記の点数が最初から加算されるわけですから、非常に余裕ある展開になります。
1年間の勉強で考えると、やはり得点源を確実に持つことによって自分の苦手な科目もフォローすることができます。
D 推薦の内申は5割
もう一つ大切なのは、内申の推薦における比重の高さです。
旧東京9学区の国分寺高校、武蔵野北高校や清瀬、小平、田無等の推薦得点は、900点満点の学校や800点満点の学校があります。(その分類分けは下記に記しておりますのでご覧になって下さい)
例えば、国分寺高校と武蔵野北高校においての小論文や面接の点数は異なります。配点率も異なれば満点の数字も違います。
ここで一番気を付けるべきことは、一般入試においての内申の比重は3割だったのが、推薦では5割となることです。
内申は、1点上がるごとに入試においての点数の差が4.61点から9.23点まで跳ね上がると共に、推薦で5割の比重なのです。
つまり内申で大きく差をつけることができるということなのです。
中学3年生から入会する生徒たちにこの話をすると、最もびっくりすることの一つです。
もう一度改めて言いますと、「学力考査だけに集中すればいい」「所詮勉強とは点数だから後から挽回できるんだ」と思う生徒たちは、内申による底上げの得点源がないため、苦手科目の克服に大きな時間が取れず、得意な科目ばかりを追求し、5科目のバランスが壊れてしまうことが多々あるのです。
E 内申アップ、理科・社会90以上を獲得 → 第一志望校に合格する
国立・立川・国分寺においての自校作成校合格は、 1学期内申5を取り入試において理科・社会を90点以上取ることが最大の合格戦略です。
英数国理社の入試においては、理科・社会を90以上取ることが非常に重要です。
理科・社会は自校作成問題出題校、共通入試校ともに同じなので、高得点を目指しやすく、入試の得点源になる可能性が高い科目です。
たとえば、内申がオール5で国立高校を受験する場合、理科・社会を90点取れば、英数国は合計148点が目安となります。平均、目安50点で合格します。
都立高校の学力検査得点の目安を書かせていただきます。
F 都立高校学力検査得点 目安表
入試得点 理語90、社会90獲得を想定した場合、英数国の合計点
国分寺高校においては105点が目安となってきます。
これらはあくまで目安ですが、このように国分寺高校の英数国が105点とするならば、1科目平均40点が合格の目安となり、内申を重視することがいかに得策であることかがお分かりになると思います。
Vサポートグロウスとしては、この「内申の獲得ノウハウ」と「理科・社会90点以上獲得を目指すオリジナルプリント」を駆使して、都立高校合格を目指します。
早期に内申を確保し、理科・社会を90点以上取る力を養成すれば、後半の受験対策において時間配分を英数国に費やすことができます。
このことを大きな戦略として私たち塾は考えています。
入試得点の勉強もさることながら、私たちVサポートグロウスは、生徒と伴走するように、授業時において注意喚起を施します。
例えば「提出物」や「字を丁寧に書くこと」、そして「粘り強く考える」ということお伝えすることによって、生徒たち必ず第一志望校に合格することをお手伝いしたいと思っております。
🔷 国語:提出の丁寧さ × 表現の論理性がカギ
国語では、ノートの丁寧さ・感想文の内容・授業中の発言の頻度など、いわゆる「見える活動」が評価に直結します。
特に、提出物の記述内容の深さは、評価観点「主体的に学習に取り組む態度」に反映されやすく、ただ出すだけでは点は伸びません。
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中1の段階では、提出物を忘れずに出す/感想文に「自分の言葉」を入れる/ノートを丁寧にとるといった「学習姿勢」が内申形成の基礎になります。
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中2になると、「記述に説得力があるか」「自分の意見に根拠があるか」といった論理性・思考の深さが求められ、4→5の壁を超えるには内容の密度が必要です。
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中3では、1学期の記述の完成度・小テストの得点・提出物の質がそのまま評定につながるため、提出物で抜けが出ないように計画的に取り組むことが決定的に重要です。
🔷 数学:処理の正確さ × 書き方の工夫が得点を分ける
数学では、テストの点数だけでなく、途中式の丁寧さ・ミスの少なさ・ワークの正確さが特に見られます。
先生によっては、「答えだけ書いていて式がない」ことを減点対象とする場合もあります。
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中1では、計算ミスを減らす練習/ワークで手順を整理する癖づけ/小テストの見直しと訂正提出など、「処理の丁寧さ」と「学習習慣」が評価されます。
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中2では、応用問題への挑戦姿勢/考え方の説明を書く習慣が加点対象となり、「わからないまま放置せず、解き直す姿勢」が4→5の分岐になります。
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中3になると、模試レベルの問題に対しても正確な処理ができるか、ケアレスミスを防ぎきれるかが「本番対応力」として内申に反映されやすくなります。
🔷 英語:表現への参加 × ノート・発音の積極性で差がつく
英語では、単語・文法の小テスト成績やノートの整備、さらには音読・暗唱・スピーチへの姿勢など、表現活動に対する積極性が内申評価の中心となります。
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中1では、音読チェックや単語テストへの準備・ノート整理の丁寧さなど「提出物+音声活動の基本動作」を安定させることで、確実な3→4が狙えます。
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中2では、英作文やスピーチ活動に前向きに取り組む姿勢が4→5の加点ポイントになります。表現の場面でミスを恐れず発信できるかが問われます。
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中3では、入試を意識した長文読解・英作文の取り組み姿勢や改善の意欲が評価に反映され、「実力の再現力」として通知表に現れます。
🔷 理科:観察・記録・考察の丁寧さが内申の要
理科は、知識と計算に加えて、観察記録・実験レポート・グラフのまとめなど「活動記録の精度」が内申点に強く反映されます。
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中1では、観察プリントやまとめノートにきちんと取り組むことが、学習態度の観点に直結。提出物が抜けると「やってない」とみなされやすいため注意が必要です。
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中2では、**グラフや実験報告の正確さ+工夫(図の使い方・見やすさ)**が評価されます。理科的思考を「書く力」で見せることが求められます。
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中3では、作図や計算・記述への粘り強さや修正の工夫が見られ、「本番力」としての精度・集中力の高さがそのまま内申点に反映されやすくなります。
🔷 社会:資料・語句・考察力の総合得点競技
社会は暗記型と思われがちですが、実際には、資料の読み取り・意見文・時事との関連づけなど「理解と表現」が問われています。
ノート整理・語句暗記・発言などが「学習への取り組み姿勢」として記録され、主体性評価の対象になります。
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中1では、用語テスト・資料問題への取り組み・提出物の抜けのなさが基本的な評価対象です。
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中2では、時代の比較や資料読解のコメント力、考察問題での根拠づけなどが加点要素になります。
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中3になると、入試に対応できる思考力・意見記述力の成長が見えるかが評価の鍵。時事テーマへの反応・公民の理解の深さも反映されます。