個別指導 曜日・教科選択

主な内容 よくあるつまずき例
① 生活・予定連携 部活・習い事・家の予定と両立できる時間を考えてスケジュールを立てる 疲れて集中できない時間を選んでしまい、続かなくなる
② 教科優先戦略 苦手科目やテスト日程を考えて、優先する教科を決める なんとなく選んで効率が悪くなる/理社が後回しになりがち
③ 目標別教科設計 「内申を上げたい」「受験に向けたい」など、目標に合った教科を選ぶ 英語・数学ばかり選んで、副教科対策が遅れる
④ 習熟度別教科配分 得意教科と苦手教科をバランスよく入れて、学習の負担を調整する 得意科目ばかりやって、苦手をそのまま放置してしまう
⑤ 柔軟再設計 学校や部活の予定に合わせて、曜日や教科のスケジュールを調整できるようにする 忙しくなっても相談せず、スケジュールと実力がズレていく
⑥ 自己選択力育成 「この日はこの教科をやる」と自分で考えて勉強計画を立てられるようになる いつも先生任せで、自分で選ぶ習慣がつかない

① 生活・予定連携 ムリなく通える曜日を決める

塾に通う曜日を決めるとき、勉強だけを考えてしまうと続かないことがあります。たとえば、「部活のあとでクタクタなのに塾がある」「家族の予定とぶつかって落ち着かない」など、無理なスケジュールを立ててしまうと、集中できなかったり、やめたくなってしまうことも。この層では、自分の生活全体を見て“ムリなく集中できる曜日と時間”を選ぶ力を育てます。部活や習い事、家庭の行事と両立できる時間に塾を入れることで、体にも心にも負担が少なくなり、自然と長く続けやすくなります。たとえば「水曜は早く帰れるからこの日に英語」「土曜はゆっくりしてるから理社をしっかりやる」など、生活リズムに合った学び方ができます。勉強は、ただ「頑張る」だけではなく、「続けられる仕組み」を作ることが大事です。この層を大切にすることで、無理のないスケジュールで、勉強を“日常の一部”にしていくことができます。

② 教科優先戦略 今やるべき教科を見きわめる

塾で何を勉強するかを決めるとき、「なんとなく英語」「数学が大事だから」と感覚で選んでいませんか? この層では、自分の状況(苦手科目・テスト予定・提出物)をふまえて、今優先すべき教科を選ぶ力を育てます。たとえば、来週に理科と社会のテストがあるのに、いつも通り英語をやっていたら、効率はよくありません。逆に、理社の提出物が未完成で内申点に影響しそうなら、今はそちらを優先すべきです。個別指導では、先生と相談しながら「今の自分に必要な教科は何か」を考えて、スケジュールに反映します。「理科は範囲が広いから2回入れよう」「数学は計算だけ家でやって、塾では応用をやろう」といった柔軟な組み方ができるのも特徴です。勉強は“なんとなく”選ぶと成果につながりにくくなります。“今”やるべき教科を見きわめて、「勉強の効率」を自分で上げていくことが、この層の大きな目的です。

③ 目標別教科設計 目標に合わせて教科を選ぶ

塾で勉強する教科を選ぶとき、「受験対策をしたいのか」「定期テストで点を取りたいのか」「内申点を上げたいのか」など、自分の目標に合わせて教科を選ぶことがとても大切です。でも実際は、なんとなく「英語と数学は大事だから」と選んで、理科や社会、副教科の勉強を後回しにしてしまう人も多いです。この層では、自分の目標から逆算して、今どの教科を強化すべきかを考える力を身につけます。たとえば、「英語は得意だから、今は社会で点をとって5教科合計を上げたい」「受験までに副教科の内申も必要だから、音楽や技術の提出物に力を入れる」など、目的に応じた教科の配分ができるようになります。個別指導では、こうした目標をもとにスケジュールを設計するので、「何のために今この教科をやっているのか」がハッキリします。ただこなす勉強ではなく、“目的と行動がつながる勉強”ができるようになるのが、この層のゴールです。

④ 習熟度別教科配分 得意と苦手をバランスよく組む

得意な教科ばかり勉強していませんか? それとも、苦手な教科を後回しにしていませんか? この層では、得意教科と苦手教科をバランスよく組み合わせて、勉強の負担を調整する力を育てます。たとえば、理科が苦手で気が重いときでも、「まず得意な英語で調子を上げてから理科をやる」といった組み方をすれば、集中しやすくなります。反対に、苦手な教科ばかり続けてしまうと、やる気がなくなったり、勉強自体がイヤになることもあります。個別指導では、あなたの理解度や性格に合わせて、「英語→理科」や「数学→国語」などの順番を考えてスケジュールを組みます。勉強で大事なのは、“長く続けられること”。そのためには、気持ちと成績のバランスがとれる教科の組み合わせが必要です。この層を通じて、点数アップだけでなく、「勉強がちゃんと回り出す」感覚も手に入ります。

⑤ 柔軟再設計 予定が変わったら自分で直す

「部活の大会が近い」「学校のテスト日が急に変わった」「家族の予定が入った」——こういったことは、どんな人にも起こります。でも、そのたびに勉強のリズムが崩れてしまうのはもったいないですよね。この層では、生活や学校の変化に合わせて、自分でスケジュールを調整できる力を育てます。個別指導では、「忙しくなったら曜日を変更」「新しい課題が出たら教科を切り替え」など、先生と相談しながら柔軟に組み直すことができます。もし理社のワークがたくさん出たら、「今週は理社に集中」「来週に英語を戻す」といった切り替えができれば、ムリなく続けられます。予定通りにいかないのが当たり前。そのときに「もうダメだ…」とあきらめるのではなく、「どうすれば今の状況に合うか」を考えられるようになることが、この層の大きなポイントです。

⑥ 自己選択力育成 何をいつ学ぶかを自分で決める

塾や学校の勉強で、「次は何をやるの?」「先生、今日何しますか?」と聞いてばかりいませんか? 最初はそれでもいいのですが、受験や進学に向けて本当に力をつけていくには、「何を・いつ・どの順番でやるか」を自分で考えて決められるようになることが大切です。この層では、先生に言われるのを待つのではなく、「次のテストまでにこの単元をやる」「理社は今週中に終わらせる」といったように、自分で勉強計画を立てられる力を育てます。個別指導では、先生と一緒に「この1週間で何をやるか」を考えたり、ふり返りシートを書いて「どこが残っているか」を見える形にしたりします。そうすると、だんだん自分で判断できるようになっていきます。自分で決めた勉強は、やらされるよりもずっと集中できるし、終わったあとの達成感も大きいです。この力が身につけば、勉強が“自分のもの”になります。