「学びのリズムを整える」
「もっと勉強しなきゃ」と思っていても、部活や習い事、家の予定が重なると、なかなか集中できないこともあります。この段階では、自分の毎日の生活に合わせて、ムリなく塾に通える時間や曜日を一緒に考えていきます。たとえば、「水曜日は部活が早く終わるから、英語の時間にする」「土曜日はゆっくりできるから、理科や社会をまとめて復習しよう」そんなふうに、生活の流れに自然になじむスケジュールを作っていきます。大事なのは、がんばりすぎないことです。ムリをしてつめこむよりも、自分のペースに合ったリズムで、少しずつ力をためていくほうが、しっかり身につきます。塾に通うことが、「やらなきゃ」でなく、「これならできそう」と思えることを大切にします。勉強を続ける力は、「気合い」ではなく、続けやすい“しくみ”から生まれるのです。そしてそのしくみは、「今の自分の生活を大事にすること」から始まります。勉強をがんばろうと思っても、「何から手をつけよう…」と迷ってしまうことはよくあります。この段階では、今の自分にとって一番大事な教科や単元を、先生と一緒にしっかり見つけていきます。たとえば、「来週、理科と社会のテストがあるなら、今は英語じゃなく理社に力を入れる」「ワークの提出が近いなら、まずその教科を進める」そんなふうに、今やるべきことをはっきり決めることで、迷わずに学習を進められます。また、「理科は広いから、塾で2回やってじっくりやろう」「数学は家で基本をやって、塾ではちょっと難しい問題を先生と一緒に考えよう」——そんな調整も、ムリなくできます。全部を同じようにやろうとするのではなく、今、必要なことからしっかり取り組むことが大切です。勉強の成果は、「がんばる量」だけでなく、「今、何に力を入れるか」という選び方でも大きく変わってきます。
「目標に向かう道筋をつくる」
勉強は、「なんとなく全部やる」のではなく、目標に合わせて、今がんばるべき教科を決めることが大切です。この段階では、「入試で合格したい」「通知表を上げたい」「次のテストで点を取りたい」など、それぞれの目標に合わせて、今どの教科を強化するべきかを先生と一緒に考えていきます。たとえば、「英語はいつも安定してるから、今は社会で全体の底上げをねらおう」「内申に副教科が関わる学校を受けるから、音楽や家庭科の提出物も手を抜かずに取り組もう」といったように、“目標からさかのぼって教科を決める”考え方を育てていきます。個別指導では、あなたの目標をもとに、先生と一緒に学習計画を立てるので、「なんでこの教科をがんばるのか」が自分でもしっかり分かるようになります。勉強は、「ただやる」だけではなく、自分の夢やゴールと結びついたときに、いちばん力になります。勉強では、「得意な教科ばかりやる」でもなく、「苦手な教科だけにしぼる」でもなく、どちらもバランスよく組み合わせることが大切です。この段階では、気持ちの調子や理解のスピードに合わせて、教科の組み合わせ方を考える力を育てていきます。たとえば、「理科はむずかしくて重たいから、まずは得意な英語で気分を上げてから理科に入ろう」「国語は考える時間がかかるから、計算でリズムを作れる数学とセットにしよう」といったように、自分に合った順番や組み合わせを考えていきます。個別指導では、先生があなたの得意・不得意・集中力の波を見ながら、「どの教科をどのタイミングでやると気持ちが折れずに続けられるか」を一緒に準備してくれます。大事なのは、点数だけを追うことではなく、ムリせず、学びを続けられるリズムを見つけることです。そのリズムができると、少しずつでも、確実に力が育っていきます。
「自ら選び、成長する力を育てる」
勉強のスケジュールは、いつも計画通りにいくとは限りません。部活の大会が入ったり、学校行事が増えたり、家の用事が入ったり——毎日の生活には、予想していなかった変化があるものです。この段階では、そうした変化にふり回されるのではなく、「じゃあ、今はこうしよう」と自分で準備し直せるし力を育てていきます。たとえば、「理科と社会の課題が多くなったから、今週は理社を集中してやって、英語は来週からにしよう」「金曜日の授業を、行事のある水曜日に動かしてもらおう」といったように、柔らかく予定を組み替えることが大切です。個別指導では、先生と相談しながら、曜日・教科・進め方をあなたに合わせて調整できる仕組みがあります。変化があった時に、「ダメだ」と思うのではなく、「じゃあ、どう調整しようか」と落ち着いて動ける人が、最後まで学びを続けていけます。予定がくずれた時こそ、その人の本当の力が出るのです。勉強は、「先生に言われたから」「誰かが決めたから」だけで動いているうちは、本当の力にはなりにくいものです。この段階では、「何を」「いつ」「どんな順番で」やるかを、自分で考えて選べる力を育てていきます。たとえば、「来週のテストまでに理科の電流の単元を終わらせよう」「社会の暗記は今週中にまとめてしまおう」というように、自分の予定と目標に合わせて、学びの計画を立てていきます。個別指導では、先生といっしょに1週間の計画を立てたり、やった内容をふり返ったりしながら、「どう進めるか」を自分で選べる練習をしていきます。ただ言われたことをやるだけでは、学びはいつまでも“人のもの”のままです。でも、自分で選んで進められるようになると、勉強は「自分の力で、自分を伸ばすこと」へと変わります。やらされる勉強から、自分で磨く学びへ。この静かな変化こそが、本当の成長の始まりです。
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