個別指導④本番対応力

項目 指導の方向性 トレーニング内容例 生徒が得る力 学習効果への影響 将来への応用
指導方針 本番を想定した形式と時間感覚の中で、「得点行動」の最終調整を行う 本番形式演習/点数戦略の見直し/個別のテスト設計 解く順番・時間の使い方・得点優先など、“本番仕様”で動ける力 同じ学力でも“取りきれる子”と“落とす子”で明確に差がつく 試験・面接・発表など、成果の“再現力”が求められる場面への準備力となる
テーマ設計 得点率・配点・時間配分を分析し、仕上げに集中すべき単元を明確化する 単元別残得点分析/個別復習プランニング/直前ミス防止リスト 「何をやるべきか」が明確になり、テスト前の学習効率が大きく上がる “あと3点”に届く実戦的戦略がとれるようになり、確実な得点へつながる 限られた時間・情報の中で成果を最大化する戦術設計力としても活用可能
資料活用力 長文・図表・複数情報を限られた時間で読み取り、確実に正解につなげる練習を強化する 資料型設問の解答シミュレーション/根拠の明示練習/誤読チェック 情報処理と解答を結びつけるスピード・判断力が定着 複雑な問題でも落ち着いて対応できるようになり、記述・選択式両方の正答率が上がる 情報収集→取捨選択→発信という「情報リテラシー」の基礎となる
表現手法 得点される答案を“型”で再確認し、短時間でも伝わる・採点される記述を定着させる 模擬記述答案→講師フィードバック/記述テンプレート再活用 書くことに迷わず、論理的・採点しやすい構成で答案をまとめられる力 部分点・加点を確実に取りにいく記述力→記述の点数が安定して伸びる 提案書・自己PR・評価項目に沿った“伝わる表現”をする力としても発展
学びの接続性 1〜3層で育てた力を、本番演習→復習→修正→再現のサイクルで総仕上げする 得点復元演習/弱点ループ再演習/自力再現チャレンジ 「自分で間違いを直し、次で成功させる」再現力と改善力が身につく やりっぱなしではなく、“やったことが成果になる”という学習完成力が高まる PDCA・フィードバック活用・自律的成果改善など、社会的スキルにも通じる汎用力

成果再現と本番対応力の個別仕上げ

学んできた内容をどれだけ理解していても、テスト本番で点にできなければ評価にはつながりません。
この第4層では、「知識・思考力・表現力」それぞれを**“得点力”として再現できるかどうか**をチェックし、
定期テスト・模試・入試に向けての個別最終調整を行います。

具体的には、

  • 過去演習の定着度を確認しながら**「あと何点伸ばせるか」を逆算設計**

  • 苦手分野をピンポイントで見直し、出題されやすい部分から仕上げる

  • 時間配分・問題選別・見直しの仕方まで含めて、“当日再現力”を個別に高める

この層では、演習のやり直しやテスト形式の練習だけでなく、「なぜ点にならなかったのか」の分析と修正→再現のプロセスを大切にしています。
“わかる・できる”から**「点がとれる・合格できる」へと、個別で仕上げていく最終段階です。