個別指導とは

「今を見つめ、目標を描く」

勉強の計画を立てるとき、まず大切なのは「いまの自分は、何ができて、何がまだ不安か」を見つめることです。たとえば、英語がにがてだと感じるときも、・文法のルールがあいまいなのか・単語の数が少ないのか・長い文章になると意味がつかみにくいのか──など、にがての中身は人それぞれちがいます。個別指導では、はじめに先生と一緒に、テストの点だけでなく、ふだんの勉強のしかたや、どんなときに止まってしまうかをゆっくり話しながら整理します。「ここまでは分かっている」「ここがまだむずかしい」──そうやって今のじぶんの状態が見えてくると、これからどんな勉強をすればいいかも、自然と分かってきます。この“今を見つめる”時間は、ただのスタートではありません。これからの学びを「あわてず、ぶれずに進める」ための土台になります。「この教科はにがてかも…」と思ったとき、そのままにしておくと、どこから手をつけていいのか分からず、不安がふくらんでしまいます。この段階では、「にがての中身を細かくわけて見てみる」ことが大切になります。たとえば、「数学がにがて」と思っていても、・比例と反比例はちゃんと分かるけど、・文字式の計算になると、急に手が止まってしまう──というように、じつはできるところとつまずいているところがまざっていることが多いのです。個別指導では、先生と一緒に、教科書やノート、テストのまちがいなどを見ながら、「どこは分かっていて、どこが整理できていないか」をゆっくり確認していきます。そうすることで、「全部にがて」ではなく、「ここから直せば、次はもっと進める」という前向きな手がかりが見えてきます。にがてを分けて見つめることは、それだけで「乗りこえるための第一歩」なのです。

「自分に合った学び方を進める」

勉強がうまくいかないとき、今の自分に合っていないやり方で進めてしまっているだけ、ということがよくあります。この段階では、「どこから始めるか」「どんな順番でやるか」「どのくらいのペースで進めるか」を、先生といっしょに考えて、自分にぴったりのやり方をつくっていきます。たとえば、英語の「不定詞」が分かりにくいと感じている場合、・いきなり難しいところからやるのではなく、・中1の「主語と動詞の関係」まで戻って、ゆっくり整理していく──そんなふうに一人ひとりの“わかりやすい道”をつくっていきます。個別指導では、先生がその場であなたの様子を見ながら、・教え方を変えたり・問題の難しさを調整したり・分かりやすい説明に言いかえたりしながら、そのとき一番いい形で進めていきます。「みんなと同じペース」でなくて大丈夫。自分の歩きやすい道を、自分のペースで進めることが、一番の近道です。この段階では、その「自分だけの進め方」を、一つずつ一緒につくっていきます。授業中に「わかった!」と思っても、いざ一人でやってみるとうまくいかない——そんな経験、ありませんか?それは、「わかったつもり」で終わってしまっているサインかもしれません。この段階では、「教わる → 自分でやってみる → できたかを見直す → もう一度やってみる」というサイクルを、少しずつ身につけていきます。個別指導では、先生が一つひとつの解き方を見ながら、・どこで手が止まったか・どこで考え方がずれたかを見つけてくれます。「このやり方は合っているかな?」「この答えの出し方はていねいかな?」そんなふうに、先生といっしょに確認とやり直しをくり返していくうちに、ただの“知識”が“できる力”へと変わっていきます。もし間違えてしまっても、大丈夫。そのままにせず、もう一度トライして、「今度は自分の手でできた!」という感覚を積み重ねていくことが大切です。この積み重ねができるようになると、勉強は「覚えるだけのもの」ではなく、「自分の力に変えていく時間」へと変わっていきます。

「学びを続ける力を育てる」

塾ではがんばれても、「家では何から始めたらいいかわからない」そんな声をよく聞きます。この段階では、塾と家の学びをつなげて、「家ではこうやって進めればいい」というやり方を、ゆっくり調整していきます。たとえば、・「ワークを1日2ページずつ進める」・「漢字を1日10こずつ覚える」・「授業でまちがえた問題を、次までにやり直してみる」そんな小さな予定を毎日コツコツ重ねることで、学びは家の中にも、根づいていきます。個別指導では、先生がその日のようすを見て、「今日はここまでやったから、家ではこれをやってみよう」と、自分にぴったりの量と内容を決めてくれます。さらに、ノートや提出物の出し方、テストまでの予定も先生といっしょに考えていくことで、「今日、何をやればいいかが分かる」状態を家でも作れるようになっていきます。勉強は、「やる気まかせ」では続きません。少しずつ、できることを続けていく“くせ”があるかどうかで、大きく変わってきます。この段階は、家でも静かに力を育てるための、大切な土台です。塾や学校の課題をやって、「これでおしまい」と思ってしまうこと、きっと誰にでもあります。でも、ほんとうに力をつけていく人は、ただやるだけじゃなく、「どこがむずかしかったか」「どうやったらよくなるか」「次に何をするか」を、自分の中で考えて、ととのえていく力を持っています。この段階では、自分のまちがいや弱点を、少しずつ見つけて、直していく力を育てていきます。たとえば、・「この問題でまたミスした。どこが原因だったかな?」・「理科はあやふやなところが多い。図にまとめてみようかな」というように、自分でふり返って、次の工夫を考えるくせを、毎日の中に少しずつ作っていきます。個別指導では、先生がただ教えるだけでなく、「今回はどこがよくできた?」「次に気をつけたいことはある?」とやさしく問いかけて、自分で考え、自分で動けるきっかけをくれます。こうした力がついてくると、だんだんと「やらされる勉強」から、「自分で決めて、進める勉強」へと変わっていきます。この力は、高校でも大学でも、大人になってからもずっと使える、本ものの学ぶ力です。「どうすれば、もっとよくなるかな?」と考えられる自分へ。この段階は、そんな“ひとりで伸びる力”を育てていく、大切な段階です。

 

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