個別指導 成績が伸びるわけ

 

主な内容 よくあるつまずき例
① 原因特定 苦手の原因を過去の単元までさかのぼって見つける 「いつから分からなくなったか」が自分でもわからない
② 理解密着 1対1で「わかったつもり」をなくすチェックをしてくれる 集団だと流されてしまう/分からなくても質問できない
③ 誤答分析 どこがどうズレたのかを一緒に分析して直す 「ケアレスミスだった」で終わらせてしまう/同じミスをくり返す
④ 最適演習 自分のレベルにぴったり合った問題で力をつける 問題がむずかしすぎて心が折れる/簡単すぎて力がつかない
⑤ 定着と再現 本番で使えるように、くり返して“自力で解ける”を目指す 塾では解けても家ではできない/問題が変わると対応できない
⑥ 自己分析・改善 テストや模試をふり返って、次の勉強に生かせるようにする やりっぱなし/「なぜできなかったか」が自分で言えない

① 原因特定 どこでつまずいてるかを見つける力

「この教科、なんか苦手なんだよね…」「いつから分からなくなったのか、自分でもよく分からない…」そんなふうに感じたことはありませんか? この層では、成績が伸びない原因を、今習っている単元だけでなく、過去の学年や内容までさかのぼって調べる力を育てます。たとえば、今の数学の文章題が解けないとき、実は「割合の考え方」が中1から分かっていなかった…ということもあります。個別指導では、テストや演習の様子、口頭でのやりとりなどを通して、「この子はどこで止まってるか?」を先生が丁寧に探してくれます。つまり、自分では気づけない“学びの穴”を見つけて、そこからやり直すことで、苦手が少しずつ解消されていくのです。原因が分かれば、対策は立てられる。これは、風邪をひいたときに“ただ熱を下げる”のではなく、“何のウイルスかを調べて薬を選ぶ”のと同じ。だからこそ、最初のこの層がとても大事なのです。

② 理解密着 ちゃんと理解したかを確認する力

「授業でわかったと思ったのに、テストでは解けなかった…」そんな経験はありませんか? 実はそれ、“わかったつもり”のまま進んでしまった状態かもしれません。この層では、「本当に理解できているか」を1対1で丁寧に確認し、わからないままにしない力を育てていきます。集団授業では、分からなくても周りのスピードに合わせなければいけない場面が多く、「分かってないけど、手を挙げづらい」とそのまま進んでしまうことも。個別指導では、先生が目の前で「この説明、ちゃんと伝わってる?」「この表現で理解できてる?」とあなたの反応を見ながら、教え方を変えてくれます。そして「うなずいているけど、表情が少し止まった」「答え方があいまい」など、あなた自身が気づかない“つまずきのサイン”も先生が見逃しません。「理解できた」ではなく、「理解できているかを確認できる」ことが、成績アップにはとても大切な力になります。

③ 誤答分析 まちがいから学ぶ力

「また同じようなミスをした…」「ケアレスミスだったからしょうがない」——そんなふうに思って終わらせていませんか? 実は、テストや演習の間違いには自分だけの“クセ”や“パターン”があることが多いんです。この層では、「どこをどう間違えたのか」「どう考えてズレてしまったのか」を一緒に分析して、次に同じ失敗をしない力を育てていきます。たとえば、数学の式の途中で符号ミスが多い、英語で主語と動詞の数が合っていない、社会で設問の条件を見落としている——など、何度も繰り返すミスには必ず理由があります。個別指導では、先生があなたの解答のプロセスを見ながら、「なぜこの答えになったのか?」「どのタイミングでズレたのか?」を一緒に考え、次回からの修正方法まで丁寧に伝えてくれます。ミスを“たまたま”にせず、“次に活かす材料”にすることで、点数に直結する力になります。同じ間違いをくり返さない人が、成績を伸ばす人です。

④ 最適演習 自分に合った問題で練習する力

「この問題、難しすぎてイヤになる…」「これ、簡単すぎて意味あるのかな…」——そんなことを思ったことはありませんか? 成績を上げるには、自分の今の力に“ちょうど合った問題”に取り組むことがとても大切です。この層では、「自分にとって少しだけむずかしい問題」にチャレンジすることで、ムダなく力をつけていく練習力を育てます。簡単すぎると、成長がない。逆に難しすぎると、自信がなくなって勉強がイヤになる。だから個別指導では、先生があなたの正答率や反応を見ながら、「今の自分にぴったりのレベル」の問題を選びます。そして、「ここはできるから次へ」「この形式はくり返そう」と柔軟に変えてくれるから、どの問題にも“意味”を感じながら取り組めます。「がんばった分だけ実力がつく」実感が得られると、やる気も継続します。問題選びこそ、勉強の質を決める鍵。自分に合った問題で、自信と点数を両方手に入れましょう。

⑤ 定着と再現 1人でも解けるようになるまで練習する力

「塾ではわかったのに、家では解けなかった…」という経験、ありませんか? それは、“先生がいる場面では解けたけど、本当には自分のものになっていなかった”ということ。この層では、「1人で解ける力」をゴールにして、くり返し演習と確認を行う力を育てます。個別指導では、解き方を教えるだけでなく、演習→確認→再挑戦を何度もくり返して、「できるようになった」状態にしてから次に進みます。また、少し形式を変えた問題にも挑戦して、「応用がきく理解」へとつなげていきます。覚えるだけではなく、「どう考えて解くか」をくり返し練習するから、テスト本番でも落ち着いて対応できるようになります。勉強は、「できたつもり」で終わると点につながりません。「説明を聞く」で終わらせず、「自力で解ける」までが本当の学習。自分の力で解けたときの手応えが、次のやる気にもなります。

⑥ 自己分析・改善 自分の弱点を見つけて直す力

テストの点が思ったより取れなかったとき、「なんで間違えたんだろう…」とくやしくなる気持ちはよく分かります。でも、「悔しい」で終わってしまうと、また同じ間違いをくり返してしまいます。この層では、自分のテスト結果や解答をふり返って、何が足りなかったのかを自分で考え、次にどう直すかを決める力を育てます。たとえば、「時間が足りなかったのは問題の順番が悪かった」「設問の条件を読み落としたから記述がズレた」など、自分のミスの原因を自分の言葉で説明できるようになると、同じパターンでの失点が確実に減ります。個別指導では、先生と一緒に答案をふり返りながら、「どこでズレた?」「どう直す?」と考える時間を必ずとります。その積み重ねで、「点が上がる子」は、“自分で考えて改善できる子”へと成長していきます。勉強はやりっぱなしにしないことが何より大切。ふり返る力こそ、次の一歩を強くする原動力になります。