信頼・安全のため

名称 指導・運営方針 保護者が共感する視点 教室での具体実践例
① 登下校安全管理層 通塾の安全と緊急時対応の徹底 「通わせるだけで安心できる」 登下校メール通知/ICカード入退室管理/夜間見回り体制
② 教室清潔衛生層 感染症予防・机椅子・空調等の衛生管理 「教室全体が清潔で安心できる」 毎授業後の机拭き/加湿空気清浄機常備/感染時の柔軟対応
③ 心理的安心支援層 “失敗しても大丈夫”という雰囲気づくり 「この塾は“怒られない安心感”がある」 間違い歓迎/小さな声でも拾う/誰もが話せる教室づくり
④ 個別フォロー対応層 つまずき・不調・メンタル面の把握と声かけ 「うちの子のことをちゃんと見てくれている」 欠席時のフォロー連絡/体調・様子記録ノート/月次ふり返り面談
⑤ 情報共有透明化層 指導状況・生活面・成績推移を保護者に適切に発信 「“見えている”から任せていられる」 指導報告書/定期の面談/保護者ポータルで学習状況確認
⑥ 相互信頼協働層 教室と家庭が“子どもの成長”を共有する関係構築 「ただ通わせるだけでなく、一緒に育ててくれる」 面談で家庭の悩みも共有/進路・学習方針を一緒に設計/保護者会で対話型講演

【① 登下校安全管理層:「まずは無事に、毎回安心して通えること」がすべての土台】

保護者の皆様にとって、「安心して通わせられるかどうか」は学力以前にもっとも重要な要素です。この層では、登下校時の安全確保と緊急対応体制の整備に重点を置いています。具体的には、ICカードによる入退室管理システムで、「いつ教室に着いて、何時に帰ったか」がリアルタイムで保護者に通知されるしくみを導入。さらに、夜の時間帯は講師・スタッフが定期的に巡回を行い、教室前・通塾路周辺の安全確認を欠かしません。また、天候や交通事情によって安全が確保できないと判断した場合は、速やかに連絡を入れ、オンライン振替なども柔軟に対応します。保護者の方々からも「塾からの連絡が早くて安心」「帰りの時間が分かるのはありがたい」といった声を多くいただいています。「この塾は通わせていて不安がない」と感じていただけること。それが私たちが最初に約束する“信頼の土台”です。

【② 教室清潔衛生層:「気持ちよく学べる場所」は、安心と集中を引き出す環境から】

教室の空気・清潔感・整頓状態は、子どもたちの集中力と気持ちに大きな影響を与えます。この層では、感染症対策・空調整備・机や備品の清掃管理など、目には見えづらい環境面の安全にも徹底して取り組んでいます。たとえば、加湿機能付き空気清浄機の常時稼働、授業ごとの机・椅子・タブレットの消毒、季節に応じた換気・湿度調整などを行い、子どもたちが「ここは清潔で安心」と自然に感じられる空間づくりを続けています。加えて、インフルエンザなどが流行する時期には、欠席・振替の柔軟対応や健康チェック体制も整えており、「無理をさせない」「焦らせない」指導設計を守ります。保護者の方からは、「塾の方が学校より衛生管理が行き届いていると感じる」との声も。「勉強に集中できる環境」が整っているからこそ、安心して預けられる。 それが私たちの環境理念です。

【③ 心理的安心支援層:「この教室なら、間違えても大丈夫」と思える空気づくり】

子どもがのびのびと学び、本音を出せる場所にするには、心理的に“安心していられる空気”を整えることが欠かせません。 この層では、授業中の声かけや反応の仕方、話しやすい教室の雰囲気づくりに力を入れています。たとえば、間違えたときには「いい発想だね」「そこまで考えたのは素晴らしい」とまず挑戦したことを認める言葉をかけます。発表や質問をしたときにも、「ありがとう」「ナイスチャレンジ」と即座にフィードバックを返すことで、“自分の意見を言っていい場”であるという実感を育てます。また、授業の前後で子どもの様子を観察し、少しの表情の変化や元気のなさにも気づけるように、講師全員が意識して関わります。保護者からは「この塾では怒られる心配をしていない」「のびのび通っているようで安心」といったお声をよくいただきます。子どもが「失敗しても受け止めてもらえる」と思えること。それが、挑戦の第一歩です。

【④ 個別フォロー対応層:「この子をちゃんと見てくれている」と感じていただく日々の配慮】

子どもたちの状態は日々変化します。だからこそ、この層では学習面・体調面・気持ちの面まで、日常的に“変化を見逃さない”観察と声かけを徹底しています。たとえば、授業中の集中度やノートの様子、提出物の質から「ちょっと気が緩んでいるかも」と感じれば、個別に声をかけてフォロー。欠席が続いたり、宿題の提出が滞ったりした場合には、早めに保護者と連絡を取り、無理なく戻れるよう学習計画を調整します。また、講師同士でも情報を共有し、「最近の様子」「発言の傾向」「話しかけへの反応」などを蓄積し合う文化があります。保護者の方からは、「“この塾は見てくれている”と実感できる」「子どもの微妙な変化にも気づいてくれて感謝している」という声を多くいただいています。“学力”ではなく“人”を見ている塾であること。 それが、子ども自身の信頼にも、保護者の安心にもつながる根本的な支えです。

【⑤ 情報共有透明化層:「何がどうなっているか」が分かるから、任せられる安心感】

保護者の信頼は、「把握できている」という実感から生まれます。この層では、学習状況・進度・変化を**“見える形”でこまめに伝える**ことを重視しています。定期的な学習報告書の送付、指導内容や様子を記した個別フィードバック、必要に応じた電話連絡やメール報告などを通じて、「今、どういうことに取り組んでいて、どこに伸びしろがあるのか」を共有しています。さらに、保護者面談や三者面談では、「成績の話だけ」ではなく、「学習姿勢の変化」「授業中の行動」「質問の仕方」など、生徒の“プロセス”にまで踏み込んだ内容をお伝えするようにしています。これにより、保護者の方も「この子、ちゃんと見られてるんだな」「今、必要な課題が分かっているな」と感じてくださり、指導への納得と安心が深まります。 情報が共有されていれば、迷いなく任せられる——。この層は、まさにそのための“見える信頼”の仕組みです。

【⑥ 相互信頼協働層:「一方通行」ではなく「家庭と塾が一緒に育てる」関係へ】

最終層では、「教える側」「預ける側」という関係を超えて、“子どもの未来を共に考えるパートナー”としての協働関係を目指します。具体的には、面談での学習相談だけでなく、「家での様子」や「進路に対するご家庭の考え方」なども丁寧に伺い、塾からのアプローチと照らし合わせながら、一人ひとりの方向性を柔軟に設計します。また、保護者会では進学情報だけでなく、「どう声をかけたら前向きになるか」「思春期との向き合い方」など、家庭と塾が共有しておきたい“関わり方”の情報も提供しています。保護者の方々からは、「ここは成績だけじゃなく“人”を見てくれている」「うちの子を“育てるチームの一員”になってくれている」といった感想をいただきます。信頼は“伝えること”で始まり、“分かち合うこと”で深まる。 この層は、単なる教育機関としてではなく、“子育てのパートナー”として教室が存在することを最も明確に示す段階です。