内申点アップ②安定得点力

項目 指導の方向性 実施内容・ツール例 生徒が得る力 内申点への影響 将来への応用
指導方針 評価に直結する行動を明確にし、実行できるように行動管理をサポート 提出管理表/忘れ物チェック/授業対応ポイントカード 評価される行動を理解し、日々の学習姿勢を意識できるようになる 提出・態度・発言の減点リスクを防ぎ、観点別で確実に加点される状態を作る 報連相・納期意識・発信の基本力として社会でも通用する
テーマ設計 「何をすれば加点されるか」を観点別に明示し、ルール化する ルーブリックチェック表/観点別自己チェックワーク 主体的に「どう動けばよいか」がわかり、評価のされ方も可視化できる 先生ごとの採点傾向にも対応しやすくなり、通知表対策として安定する 自己評価力・メタ認知・他者目線での行動調整スキルの獲得
資料活用力 ノートや提出物に「意図・工夫・継続性」を持たせて提出の質を高める ノートの工夫例集/提出物改善アドバイス/記録型ポートフォリオ化 出せばよいでなく、“どう見られるか”を考えて出す意識が育つ 内容と取り組み方の両方で加点が見込め、学校からの評価が安定する 成果物管理・プレゼン資料の設計・業務報告などに直結する“見せる技術”
表現手法 授業中の発言や態度も「記録に残る行動」として可視化・練習させる 発言モデル練習/グループワークルール/授業ログの記録 発言・反応・ノート記載などの“見える参加”を自覚できるようになる 主体的学びの観点での加点がつきやすくなり、意欲・関心欄の評価に反映されやすい ディスカッション・会議・発表場面での発信・反応力として活かせる
学びの接続性 日々の行動をふり返る習慣をつけ、提出・参加を「学びの一部」として捉えさせる 行動記録シート/振り返りタイム/毎週の提出チェック+面談 自分の行動→評価のつながりを自覚し、改善→定着ができるようになる 学期末に慌てずに済み、継続的な学習習慣と安定評価につながる 改善力・ふり返り力・日報型思考など、自律型社会人スキルへの接続が可能

定期テストでの安定得点力の育成

通知表の評価において**最も大きな比重を占めるのが「定期テストの得点」**です。
しかし、ただテスト前にがんばるだけでは、点数も内申も安定しません。

この第2層では、「いつ・どこを・どうやるか」まで逆算して、
範囲の整理・出題形式の対応・見落としのない復習を行い、計画的に点数を取る力を身につけます。

具体的には、

  • 単元ごとの配点や出題傾向を分析し、「得点設計と優先順位の明確化

  • 学校別の傾向・問題形式に合わせた演習と対策

  • 「やりっぱなし」を防ぐ、チェックリスト型の復習・弱点補強

などを通じて、努力が結果につながる仕組みを個別に構築します。
この習慣がつけば、どの教科でも**“安定して点を取れる子”になり、内申点も大きく引き上げられます。**