開成入試突破設計

観点/教科 国語 数学 英語 理科 社会
出題傾向(第2章) ・抽象的評論文が中心
・記述量が非常に多く、要約・論点整理型の設問構成
・誘導型の構造問題+証明・思考系
・文章題・複数条件処理が多い
・長文+英作文・要約・整序など多様
・文構造・論理が重視される
・会話文・観察記録・グラフ・実験結果からの思考型設問 ・資料文+図表+記述が標準構成
・テーマ性のある出題が多い
必要な能力(第3章) ・設問のねらいを掴む読解力
・論理構造に沿った記述構成力
・条件処理+試行錯誤+途中経過の可視化
・図形処理・場合分けの柔軟性
・要約力・構文理解+表現力
・文脈に合った英文構成の正確性
・複数条件の整理+因果推論
・説明の精度と手順の妥当性
・因果関係を明確にする記述力
・資料から結論を導く力
トレーニング法(第6章) ・記述構成練習/要約演習
・過去問での段落再構築+添削
・思考プロセスの書き出し練習
・図形演習+制限時間つき答案練習
・自由英作文のテンプレート練習
・整序・要約の再構成演習+自己添削
・会話文形式での実験思考訓練
・記述式ワーク+解説文模写
・設問→因果構成→答案作成の流れ反復
・資料記述テンプレートでの練習

🔹【国語】

  • 出題傾向
    → 評論文・随筆などの抽象的・思索的文章が中心。
    設問は「要約」「理由説明」「筆者の意図説明」などの記述構成型が多く、文章の論理構造把握力が問われます。

  • 必要な能力
    → 表面的読解ではなく、段落構成・言い換え・対比・因果といった論理展開の抽出力+記述に再構成する力が重要。

  • トレーニング法
    → 過去問の「段落ごとの要約」→「設問再構成」→「記述答案添削」の流れが有効。
    模範解答を丸写しするだけでなく、構造を分解して自力で再構成する訓練が鍵。


🔹【数学】

  • 出題傾向
    → 設問は誘導つき構造型で、読み取って仮定を立て、複数条件の処理や証明を記述させるものが多いです。
    中学範囲を超えた発想ではなく、既習範囲でどう構成できるかが問われます。

  • 必要な能力
    → 単純な計算力ではなく、思考の順序を整理し、論理的に答案に書き出す力が重要。図形・場合の数・条件整理が頻出。

  • トレーニング法
    → 問題を**「途中式だけでなく、なぜそうしたか」を言語化する演習を繰り返す。
    誘導に乗る力と、「何を使うか」を判断する
    作戦立案力の育成**が必要。


🔹【英語】

  • 出題傾向
    → 長文をベースに、整序英作文・自由英作文・要約といった文法×論理構成の総合力が求められます。
    難語は少なく、構文理解と英文構成の安定性がカギ。

  • 必要な能力
    → 文の論理展開(因果・対比・具体化)に合わせて、文を選び、並べ、書く力。語彙力よりも英文の型と文脈適合力が問われる。

  • トレーニング法
    → 自由英作文・整序のテンプレート化と自己添削
    模範解答と照らし合わせて、「なぜこの語順か/なぜこの接続か」を確認し、表現パターンを増やす反復練習が有効。


🔹【理科】

  • 出題傾向
    会話文形式・観察記録文を用いた読み+思考型の設問が多数。単なる知識確認ではなく、「条件をもとに推論・判断する力」が求められる。

  • 必要な能力
    → 複数条件を同時に整理し、論理的な因果で説明できる力
    また、グラフや表の読み取りから法則性を見抜く視点も重要。

  • トレーニング法
    文章から条件・変化を抜き出す訓練と、答えに至る論理ステップを言語化する練習が効果的。
    実験文・作図問題の「答え方の型」の習得が得点安定のカギ。


🔹【社会】

  • 出題傾向
    資料+設問構成型で、歴史・地理・公民の知識を統合して記述する問題が多い。
    因果関係・背景・比較の論述も頻出。

  • 必要な能力
    → 単なる暗記でなく、資料の意味を読み取り、論理的に因果でつなぐ記述力
    知識を「どう並べるか」「どう主張に使うか」が得点に直結。

  • トレーニング法
    短い設問でも因果構成を意識した記述の練習。年表・グラフ・図解をもとに事実と考察を結ぶ力を育てる記述テンプレート演習が効果的。