共通入試校上位①

項目 指導の方向性 トレーニング内容例 生徒が得る力 入試との関係性 将来への応用
指導方針 基礎知識と処理スキルを分類し、確実に使いこなせる状態まで仕上げる 計算手順カード/公式ピックアップ練習/反復セット演習 スピードと正確性を兼ねた“運用可能な基礎力”の獲得 高正答率問題の取りこぼし防止=合否を左右する“最低限ライン”突破 ミスのない作業処理・業務スピードの土台となる力
テーマ設計 単元の「型」を見抜き、パターン化によって処理の自動化をめざす 解き方分類ワーク/ミス分析シート/瞬時判断トレーニング 解答の流れを自分で再現できる力/失敗パターンの可視化 同類問題の繰り返しで出題傾向に即応/条件反射的に得点できる問題増加 作業効率化・暗黙知の形式知化など、反復の質を高める応用力
資料活用力 表・グラフ・文章の初歩的な処理を“読み慣れさせる”段階として活用 資料問題の読み方導入/数値データ→判断変換の練習 見慣れない資料にも焦らず取り組める力/判断力の基礎 資料読み取り型設問への初期対応力=複合問題へ進む前提力 数値分析・データ処理・資料要約力などの初段階
表現手法 答えの導出だけでなく「なぜそうなるか」を簡単に説明する練習を通じて定着 簡潔説明トレーニング/1行要約/自分の言葉での再説明 自己理解の深化/「わかったつもり」を防ぐ力 記述設問の下地/暗記と理解のズレの修正/部分点獲得にも有効 日常会話・指示伝達・業務報告の正確な言語力の基礎
学びの接続性 この層を足がかりにして、応用力・融合力へと“つなげていく学び方”を意識させる 教科横断型チェックテスト/スキル別復習ノートづくり 単元ごとの理解を横断的に整理する力/積み上げ型の学習姿勢 次層(応用・融合)で求められる処理力・構造理解への導線 一貫して成果を出せる学び方/スケジューリング力の基盤形成

基礎力の完全定着と計算型処理の高速化

共通入試を用いる上位校では、「基礎的な問題をいかに確実に・速く・ミスなく解けるか」が、合格の前提条件となります。
特に数学や理科・英語などでは、処理スピードと正確性の両立が求められます。

この第1層では、以下の力の獲得をめざします:

  • 各教科の基礎項目を徹底的に整理・定着させ、迷いなく使える状態にする

  • 「できるはずなのにミス」が起こらないよう、演習を通じたスピードと精度の強化

  • 単純な反復ではなく、設問タイプごとに「どう考えるか」の処理手順を明確化

これにより、正答率の高い設問で確実に得点し、応用問題に回す時間と気持ちの余裕を確保します。

ここでの学びは、決して「ただの基礎」ではありません。
本番で“確実に点になる力”を持っているかどうか、という受験の土台づくりです。

📘 上位高校受験【英語】再設計マトリクス

教育要素 到達目標(学力観) 主教材・出題テーマ 指導手法・演習形式 思考力の種類 入試形式(出題例)
① 基本文法運用力 中学文法の主要項目を理解し、文中で正しく使いこなせる 現在完了/受動態/比較/関係代名詞など 文法問題演習/整序作文/誤文訂正 運用力・ルール認識力 選択式文法/語句整序/正誤判定
② 構文理解力 文の構造を把握し、主語・動詞などの関係を正しく読める 中〜短文(80〜150語)/比較的具体的な題材 SVOCの可視化トレーニング/文構造図解 構造把握力・語順理解力 空所補充/並び替え/主語特定問題
③ 読解対応力 中程度の長さの英文を要点把握しながら正確に読める 学校生活/文化紹介/身近なテーマの説明文 段落要約/設問から逆に読み解くトレーニング 要点抽出力・文脈理解力 内容一致/選択問題/空欄補充
④ 和訳・語句説明力 簡単な英文の意味を日本語で自然に訳出・説明できる 基本的な文構造の英文(会話・説明文) 逐語訳→意訳ステップ/語句の言い換え練習 意味理解力・表現転換力 和訳問題/語句の意味説明
⑤ 英作文基礎力 与えられた条件をもとに短文で自分の考えを表現できる 自己紹介/日常生活/意見文(50語前後) テンプレート作文/文構成の型トレーニング 表現構成力・語彙活用力 条件付き自由英作文/補助語句使用の作文
⑥ 英語的思考の育成 英文の語順や論理の流れに沿って自然に理解・表現できる 英語と日本語の語順の違い/主語と述語の一致など 英文再構築/誤り探し/順序づけ思考演習 言語転換思考力・順序感覚 整序作文/対話補完/論理的並び替え問題

📐 上位高校受験【数学】再設計マトリクス

教育要素 到達目標(学力観) 内容領域・テーマ 指導手法・演習形式 思考力の種類 入試形式(出題例)
① 計算・変形力 数式の変形や計算を正確かつ速く処理できる 式の展開/因数分解/平方根/文字式の利用など スピード計算訓練/計算の意味理解/暗算と筆算の使い分け 技能的処理力・操作正確性 小問集合/数式変形/途中過程記述付き
② 図形理解力 基本的な図形の性質を把握し、関係を読み取れる 平行・合同・相似/角度・辺の長さ/作図問題 作図トレーニング/補助線の発見/定理の適用練習 図形認識力・空間把握力 作図問題/求角・求辺/選択式 or 記述
③ 関数の操作力 グラフ・式・表を正しく読み取り、数値操作できる 一次関数・二次関数/変域と対応/グラフの交点など 表・式・グラフの連動演習/変域操作/座標計算の練習 関係理解力・操作的思考力 関数問題/グラフの読み取り/対応関係と変域の記述問題
④ 応用思考力 単元を横断して活用し、初見問題にも対応できる 数の性質と場合の数/関数と図形の融合など 複合問題演習/問題構造の分解/逆算的思考トレーニング 統合的判断力・問題解決力 設定読解型融合問題/短答+記述併用/誘導式問題
⑤ 記述表現力 解き方を途中式や文章で説明できる 証明問題/誘導付きの解法記述/理由説明問題 記述テンプレート指導/部分点戦略/式+理由の指導 説明構成力・論理表現力 誘導記述/部分点型証明/条件整理型記述問題
⑥ 弱点補強力 自分の誤りの傾向を把握し、反復練習で修正できる 過去ミス問題/頻出パターン/苦手領域 ミス分類ワーク/再トライ演習/個別類題セット 課題認識力・反復修正力 苦手対策課題/リトライ型復習プリント

📖 上位高校受験【国語】再設計マトリクス

教育要素 到達目標(学力観) 主教材・出題テーマ 指導手法・演習形式 思考力の種類 入試形式(出題例)
① 段落構造読解力 文と文の関係、段落構造を理解し、主張や要点を把握できる 評論文(教育・文化・社会)/随筆文 接続語トレーニング/要点抜き出し/段落マーカー分析 構造把握力・主張読解力 内容一致/段落要旨選択/空所補充
② 記述対応力 設問の意図に沿って要素を抜き出し、自分の言葉で説明できる 説明文・随筆/記述付き設問(40~60字程度) 設問分解→構成テンプレート化→添削演習 要素整理力・論理表現力 40〜60字の理由記述/内容説明記述
③ 小説読解力 登場人物の言動や心情の変化を場面と照らして読み取れる 近年の中学教材程度の小説/対話文・描写文 登場人物メモ/心情語チェック/場面と対話の関係整理 心情把握力・場面判断力 心情理由の選択・記述/場面の正誤判定
④ 古文理解力 主語や時制を含む基本的な構造を捉え、文意と設問に対応できる 会話文古文/敬語/係り結び/助動詞など 主語補足読み/文法確認→読解演習/文中語彙の言い換え指導 構文理解力・語彙読解力 現代語訳/文法選択/心情判断・主語判定問題
⑤ 語彙・論理語活用 説明文に頻出する語彙(抽象語・指示語)や接続語を使いこなせる 抽象語一覧/語彙確認プリント/接続語/対義語など 用語の言い換え/語彙の選択演習/接続語穴埋め問題 論理語彙力・意味操作力 接続語補充/語句説明/指示語の内容選択
⑥ 設問対応力 設問文から「何を答えるか」「どう答えるか」を判断できる 多段階設問/理由を問う記述/抜き出しと説明の組み合わせ 設問分解/答えるべき要素の整理練習/選択肢比較トレーニング 設問分析力・形式理解力 複合設問(抜き出し+記述)/理由選択+言い換え

🔬 上位高校受験【理科】再設計マトリクス

教育要素 到達目標(学力観) 主教材・テーマ例 指導手法・演習形式 思考力の種類 入試形式(出題例)
① 原理・法則理解力 中学範囲の基本法則・原理を「使えるレベル」で理解している 質量保存/作用反作用/オームの法則/状態変化など 原理の意味説明→公式適用演習/言い換え確認 概念理解・ルール運用力 公式適用/選択+簡単な理由説明
② 実験考察力 実験条件や変数の関係を読み取り、結果の理由を説明できる 電流の実験/溶解度/光の反射と屈折など 実験図の読み解き/変数の分類/考察記述のテンプレート指導 因果推論力・考察整理力 実験図+「なぜこうなるか」の記述/条件変化の効果説明
③ 図表読解力 グラフや表から傾向や関係を読み取り、設問に正確に答えられる 植物の成長/天気と気温/圧力と面積など グラフの変化読み取り/単位・軸の確認トレーニング 情報整理力・関係把握力 表・グラフ付き選択/傾向判断/空所補充問題
④ 語句運用力 用語の定義・使い方・文脈での意味を理解し、説明できる 蒸散/感覚器/火山のしくみ/天気図の記号など 用語の定義確認→実例と結びつける問題/誤答例分析 語句定義力・意味選択力 用語選択/意味記述/言い換え問題
⑤ 複合領域対応力 単元をまたぐ設問において、必要な知識を整理・統合できる 水の三態+気圧/電流と磁界/光と音など 複合設定問題演習/単元マッピング/融合問題の読解演習 統合的判断力・柔軟思考力 分野融合問題/誘導型選択+短答記述
⑥ 初級記述表現力 因果や仕組みを短い文で説明できる(20〜40字程度) なぜ溶解度が下がるか/なぜ反射角=入射角か など 「条件→結果→理由」のテンプレ練習/部分点を取る書き方指導 簡潔表現力・因果記述力 1文記述/語句指定型の短文記述/説明記述

🗺️ 上位高校受験【社会】再設計マトリクス

教育要素 到達目標(学力観) 主教材・テーマ例 指導手法・演習形式 思考力の種類 入試形式(出題例)
① 語句・用語理解力 重要語句の意味や使われ方を理解し、文脈に合わせて使い分けられる 権利・義務/市場経済/地形・気候区分/歴史用語 意味確認+使い方演習/言い換え練習/頻出語句リスト活用 語彙理解・文脈運用力 語句選択/語句説明/用語穴埋め
② 因果関係把握力 歴史や制度・出来事の背景と結果のつながりを理解し説明できる 戦争・条約と政治制度/産業革命と社会構造変化など 原因→結果マップ/時間軸整理/因果構成テンプレート記述 時系列把握力・因果構築力 原因・理由記述/選択肢判断/内容整序
③ 資料読解力 地図・統計・制度図などから情報を読み取り、設問に対応できる 白地図/グラフ/年表/制度の流れ図など 資料の種類別読み方指導/グラフの傾向判断/補足資料の整理 情報整理力・図表解釈力 グラフ選択/資料の根拠判断/空欄補充
④ 記述対応力 40〜60字程度で理由や背景を正しく説明できる 「なぜ〜といえるか」「その目的は何か」など 構文テンプレート(理由→影響)/添削→再記述演習 説明構成力・因果表現力 40〜60字の理由記述/語句指定記述
⑤ 分野横断力 地理・歴史・公民の知識を統合して問題を解決できる 地理×経済/歴史×制度/環境×国際など 横断マッピング/テーマ別融合問題演習/知識連想トレーニング 統合的思考・応用力 融合問題/誘導型設問(段階的に考えさせる設問)
⑥ 出題形式適応力 選択・記述・資料読み・整序など、複数形式の設問に柔軟に対応できる 小問集合/形式混合設問(記述+資料+選択など) 設問分類練習/正解の選び方・消去法/複合型演習 解答判断力・形式対応力 小問集合/複合型設問/設問分解+選択・記述併用