新マトリクス【難関校受験コース】

難関高校受験コース ― 再設計マトリクス(横倍・縦倍バージョン)

指導要素 対象教科 育成される力 実施形式 使用教材・リソース例 評価方法(定性・定量)
出題傾向特化指導 全教科(国数英社理) 記述力/資料読解力/融合問題対応力 演習+対話解説 難関校過去問/予測問題/教科融合演習 模試分析/記述添削結果/口頭フィードバック
構造型思考力育成 全教科(特に国・社・英) 論理的思考力/要約力/表現力 段階的記述・口頭演習 構造型読解教材/論述テンプレート/思考ノート 記述ルーブリック評価/発表記録シート
カスタマイズ個別指導 全教科(個別最適化) 基礎力強化/理解度向上/定着 週次個別フォロー・課題設定 個別進度表/AI型演習システム/講師メモ 単元テスト/課題達成度/面談記録
集団思考ゼミ 全教科横断型(テーマ別) 発言力/論理構成力/視点の多様化 週1回のグループ討論・発表 テーマ教材/ワークシート/ディスカッション形式 発表内容の評価/グループ内レビュー
定期到達判定テスト 全教科(スコア管理) 学習到達度の可視化/弱点の発見 月1回のテスト/スコアレポート オリジナル到達度テスト/模試/分析システム スコア比較/弱点推移/到達グラフ
個別学習設計 全教科(指導設計) 効率的な学習計画/目標設定 学期ごとのカルテ更新と面談 学習カルテ/進捗表/個別目標カード 目標達成度チェック/面談記録/振り返りシート
志望校別講座 主要教科+頻出傾向科目 学校別傾向対応力/時間配分スキル 模試演習+講評+傾向解説 志望校別予想問題/合格者の記述例 模試採点+解説/過去5年傾向との一致度分析
合格戦略ミーティング 全教科(戦略設計) 自己分析力/戦略的学習力/モチベーション維持 月1回の戦略会議/講師・生徒・保護者参加型 成績推移グラフ/自己分析ワーク/課題設定用紙 ミーティング記録/モチベーションチェックシート

マトリクス解説

難関高校受験コース ― 思考力で突破する、未来への扉 ―

■ コース概要

難関高校合格に必要なのは、知識量だけではありません。合格を左右するのは「思考力」「記述力」「課題解決力」といった、真の学力です。本コースでは、教科ごとの深い理解と、入試本番で差がつく応用力・論理的思考力を育てる特別カリキュラムを提供します。

■ 対象

中学1年生〜中学3年生(学力診断テストにより受講判定あり)

■ コースの特長

1. 難関校の出題傾向に特化した指導

全国の難関高校(開成・灘・筑駒・日比谷・西・北野・東大寺・洛南・旭丘・神奈川翠嵐 など)の最新出題傾向を分析し、教科横断型の応用問題や記述対策に取り組みます。

2. 「構造型思考力」養成プログラム

入試で問われる「読解・思考・表現」の力を段階的に育成。問題の構造を読み解き、自分の言葉で筋道立てて説明する力を養います。国語だけでなく、数学・英語・社会・理科すべての教科で展開。

3. カスタマイズ型個別指導 × 集団思考ゼミ

個々の理解度・志望校・学習スタイルに合わせて、指導内容と課題を最適化。さらに、他の受験生と共にディスカッション形式で思考力を鍛える「集団ゼミ」により、論理性と表現力を高めます。

4. 定期到達判定テストと個別学習設計

月例テスト・模試の結果をもとに、学習設計を定期更新。常に「合格までに必要な学力」と「現在の到達度」の差を可視化し、効率的な学習をサポートします。


■ 主な指導内容(一部抜粋)

  • 国語:記述式読解問題・抽象文の読解・意見文構成演習

  • 数学:思考型応用問題・条件整理型図形問題

  • 英語:長文読解・英作文・論理的構文解析

  • 社会:資料読解・記述論述・時事問題演習

  • 理科:実験考察問題・融合問題対策

内省レイヤー

本コースでは、生徒一人ひとりの「思考の軌跡」を言語化し、学びを深めるための内省レイヤーを重視しています。たとえば、出題傾向特化指導では、単に問題を解くだけでなく、「なぜその答えに至ったか」「他の選択肢と比べてなぜそれが妥当か」といった視点を講師からの逆質問や解答ノートへの記述によって引き出し、解法過程を振り返る力を養います。

構造型思考力育成の場では、記述演習後に「どの部分で根拠が曖昧だったか」「論理が飛躍していないか」を自己点検する活動を取り入れ、思考の構造を俯瞰的に捉える練習を行います。講師からのフィードバックだけでなく、生徒自身による添削・再表現のプロセスが、自律的な学びへとつながります。

個別指導では、毎週の課題提出に加え、「今回の単元でできたこと/できなかったこと」「来週に向けて改善したい点」などを記録する振り返りフォームを用意し、成績だけでなく学習姿勢そのものを点検できる仕組みを整えています。

集団思考ゼミでは、ディスカッション後に「自分の発言が相手にどう伝わったか」「他者の意見から得た新しい視点は何か」をふりかえる時間を設け、対話を通じて自己認識を深めます。これにより、自分の立場や考え方を再構成する力が養われます。

また、定期到達判定テストや個別学習設計の場面では、点数の上下に一喜一憂するのではなく、「前回よりどの力が伸びたか」「次に克服すべき課題は何か」を明確にし、学習目標を自ら修正・更新する経験を重ねていきます。こうした自己評価と目標調整のプロセスは、生徒のメタ認知能力を育て、長期的な学習力の基盤となります。

このように、単に知識を詰め込むのではなく、「自分の学びを言語化し、次につなげる力」を育てることこそが、本コースの大きな特徴のひとつです。

誘導レイヤー

本コースでは、生徒の思考を“ただ発揮させる”のではなく、的確に“導く”ための教育的仕掛けを随所に設計しています。こうした誘導レイヤーは、単なる指示や解説ではなく、生徒自身の中にある問いや気づきを引き出し、それを発展させるためのナビゲーションの役割を果たします。

たとえば、出題傾向に特化した指導では、過去問や予測問題を解かせるだけでなく、講師が意図的に「この問題ではなぜこの視点が問われたのか?」「仮に条件が変わったら、どうなるだろう?」と問いかけを投げかけます。このような逆方向の問いが、生徒の中に“考える起点”を生み出し、単なる問題処理から一歩踏み込んだ構造的な理解へと導いていきます。

構造型思考力の養成においては、教材そのものが生徒に論理の筋道を気づかせるように設計されています。問いの順番や形式、選択肢の含ませ方、記述の枠組みなどがすべて「自分の考えをどう展開すべきか」を内側から促す構造となっており、講師のフィードバックも「正解の提示」ではなく、「どう書いたら相手に伝わるか」という視点で返されます。こうした“思考の導線”に沿った指導こそが、子どもたちの内発的な思考を育てる鍵となります。

個別指導においては、生徒が自分では気づきにくい弱点や思考の偏りを講師が言語化して伝える場面が多くあります。ただしその際も、「ここができていない」ではなく、「こう考えればもっと深くなる」「この考えを次にこうつなげてみよう」といった建設的な示唆によって、次の思考の足がかりを提供します。生徒の学びの現在地を正しく捉えつつ、その先へと“視線を誘導する”かかわりが、個別最適化の本質となります。

集団思考ゼミでは、他者との対話を通じて自分の思考を深めるための問いかけやテーマ設定が重要です。講師はただ「話し合わせる」のではなく、適切なタイミングで対立する視点や共通点を提示し、生徒自身に“思考のずれ”を意識させます。そのズレや違和感こそが、次の言語化や再構成を生む原動力となり、結果として論理性や多角的思考が育っていきます。

また、定期テストや模試の結果返却時にも、講師からの一方的な分析報告ではなく、「この結果から何が見える?」「次、どうする?」といった対話型のフィードバックを重ねます。このように、結果や情報を“受け取る”だけでなく、それを材料として“考え始める”きっかけを提供することが、本コースにおける誘導レイヤーの真髄です。

本質的な学びとは、外から与えられるのではなく、内から生まれるものです。しかし、そのきっかけや視野は、適切な“誘導”によってこそ広がります。本コースでは、こうした丁寧な導きの連鎖を通じて、生徒自身が“考える力”を自分のものとして獲得していくことを目指しています。

余韻レイヤー

本コースの設計において重視しているのは、学習そのものの完成度だけではありません。授業や演習が終わったあとに、「このテーマはもっと深く知りたい」「あのときの問い、自分ならどう答えたか」――そうした“余韻”が生徒の心に残るよう、あらゆる学習場面に“後を引く設計”を施しています。

出題傾向に特化した問題演習では、問題の解説だけで終わらず、「このテーマは今年の社会の動きとも関係がある」「同じ発想を理科の問題にも応用できるかもしれない」といった講師のひと言が、教科の枠を超えた関心や探究へとつながる導火線となります。生徒の中に残るのは「答え」ではなく、「もっと知りたい」という感覚です。

構造型思考力の記述トレーニングでは、自分の文章を振り返りながら、「この表現で相手に伝わるだろうか」「もっといい言い方があったのではないか」と考える時間をあえて残しています。すぐに次の答えを与えず、「考えの余白」を残すことで、自分の言葉に対する責任と向き合い、表現を練り直す意欲が生まれます。この“答えを探す余韻”が、思考の深まりを支えるのです。

個別指導の場でも、すぐに正解を与えるのではなく、「今日の学びの中で、どこが一番自分にとって難しかったか」「次に向けて何を試してみたいか」といった問いを最後に投げかけ、生徒の内側に“問いを持ち帰らせる”ことを大切にしています。それが次回の学習への入り口を自分で開く力となり、指導の中で学びが閉じてしまわないよう配慮されています。

集団思考ゼミでは、議論の終わりに明確な結論を出さないこともあります。むしろ、「今日は答えを決めないまま持ち帰って、家で親と話してみて」「来週までに自分の考えを1回メモに書いてみよう」と促すことで、ゼミの続きが生徒の生活の中に広がっていきます。その“未完のままの問い”が、生徒自身の思考を駆動し続けるのです。

模試やテストの返却時にも、点数や偏差値の確認だけでなく、「この問題、実は別の解き方があった」「もし来年の入試で同じテーマが出たらどうなるだろう」といった視点を提示することで、結果の先にもう一歩、思考が伸びていくように導いています。そこには「テストを受けたあとも学びは続く」というメッセージが込められています。

このように、本コースでは授業の“余白”や“終わり方”にまで丁寧に意図を込め、学びが時間を超えて生徒の中に残り続けるように設計しています。授業が終わっても、思考は終わらない。知的な余韻こそが、次の自発的な学びの種となっていく――それが、私たちの目指す学習のあり方です。