受講料 目的別・成長別

名称 設計思想・支払い設計 保護者が共感する視点 よくある不安や疑問
① 基礎定着目的層 基礎学力の底上げに特化した低負担設定 「まずは無理なく“学びの習慣”から始めたい」 最初から高額な塾費は不安/通塾に慣れてない
② 中堅志望最適層 中堅校対策に必要な学力+内申対策が含まれる 「うちの志望校にちょうど合っている」 内申型か受験型かで費用の意味が見えにくい
③ 上位受験対策層 難関校志望者に特化した応用演習・講習セット型 「志望校別にやるべきことが整理されていて納得」 難関対策費の妥当性に不安/追加講習が見えにくい
④ 学年進行連動層 費用が“学年”より“到達段階”でスライドする設計 「今の実力に合わせているから無駄がない」 「高学年になったら自動で高額化する?」という懸念
⑤ 学力別指導調整層 個別/少人数の使い分けで価格と成果の最適化 「学力に合った支援が適正価格で受けられる」 できる子ばかりに合っているのでは…?
⑥ 成長価値評価層 「結果」だけでなく「変化・姿勢」も価値として対話 「成績以外の成長も月謝に見合っていると感じる」 成績に直接結びつかない時の価値が見えにくい

 

【① 基礎定着目的層:「学びの習慣化」と「自信づくり」に焦点を絞った通いやすい設計】

学習の第一歩は、“できることが増えていく感覚”を日々の中で感じることです。この層では、基礎学力の定着を目的とする子どもたちに向けて、「学びの入り口」として無理のない価格設定で受講できるプランを用意しています。対象は、まずは勉強習慣をつけたい子・塾通いが初めての子・復習中心で力をつけたい子など。学力を段階的に上げていく設計になっているため、コマ数や課題量も過度に多くは設定せず、「通いやすさ」と「継続しやすさ」を重視しています。保護者からは「まずここから始めてみようと思える」「低負担で塾通いに慣れられた」という声も多く、“いきなり受験型”ではない通塾の選択肢として好評です。私たちは、教育における「入口の安心感」が、最終的な成績向上の“スタート地点”だと考えています。

【② 中堅志望最適層:志望校レベルに“ぴったり合う”内容と価格の納得設計】

この層は、公立上位校や中堅私立などを志望するご家庭に向けて、“やるべきこと”と“必要な負担”が釣り合った月謝構成を意識して設計されています。例えば、英数国+理社の主要5教科を通年でバランスよく指導しつつ、定期テスト対策や内申点アップも視野に入れた授業構成。学習内容は「標準+発展」のゾーンで設計されており、“やればやるだけ成果が出る”実感が得られるレベルとボリュームに調整しています。月謝も、高すぎず低すぎず、“受験に向けて本気になれる価格”として提示されているため、保護者からは「うちの志望校にはちょうどいい」「高すぎず不安なく続けられる」という納得の声を多くいただいています。目的に合った金額だからこそ、家計の中で“前向きな投資”として位置づけていただける——それがこの層の役割です。

【③ 上位受験対策層:「難関突破に必要な時間と密度」がしっかり盛り込まれた設計】

難関私立・国立・開成・早慶附属など、上位校への挑戦には、一定量の演習・添削・講習参加が不可欠です。この層では、そうした受験対策に本気で取り組む生徒のための“強化型カリキュラム”と連動した受講料設計を採用しています。たとえば、長時間の記述演習、志望校別の特別講座、講習期間中の集中トレーニングなど、“合格に直結するメニュー”があらかじめ設計されたコース型月謝体系です。保護者の方からは「これだけやってこの金額なら納得」「特別講座が最初から想定されているから安心」という声が多数寄せられています。もちろん、月謝が高めになる分、進度・課題管理・個別対応の密度も格段に高く設定しており、価格=密度×成果 という構造が納得感につながるよう設計されています。“上位校を狙う塾”ではなく、“そのために必要な学びを完備した塾”であることを、価格と内容の整合性で伝えるのがこの層です。

【④ 学年進行連動層:「高学年だから高くなる」ではなく「成長段階に応じた設計」】

学年が上がるにつれて月謝も自然に上がっていく——それ自体は避けられない現実ですが、私たちはその価格変化に**“内容と目的の必然性”をしっかり持たせる設計をしています。この層では、学年進行による料金の変化が、「授業の時間数増」「扱う問題のレベルアップ」「演習+記述対応」「講習講座の必修化」など、明確な学習ステップの変化と連動していることを、事前にきちんとご説明します。また、同じ学年でも“到達段階”に応じてコースを分けることで、「必要な内容に応じた負担」=学年依存ではなく“成長依存”の価格設計**を実現しています。保護者の方々からは、「高学年になっても“突然高くなる”感じがない」「今の学びに見合った金額で納得」といったご感想を多くいただいています。費用の変化が不安ではなく、“納得できる理由付きの変化”であること。これこそが、価格設計における信頼の前提条件です。

【⑤ 学力別指導調整層:「一律」ではなく「今のこの子に必要な支援に合わせた月謝」】

成績上位の子も、まだ苦手克服中の子も、それぞれに必要な時間やサポートは異なります。この層では、学力段階に応じて授業形式(個別/集団/少人数)の選択肢や支援量を最適化し、それに応じた価格設計を行っています。たとえば、基礎を強化中の生徒には個別演習フォロー型で、上位志望の生徒には演習+講座連動型で設定するなど、「一律の月謝」ではなく「支援の量・質に見合った月謝」という思想を徹底しています。これにより、保護者の方からは「できる子だけが得をする塾ではない」「うちの子にも合う形があって安心」という声を多くいただいています。さらに、指導内容・課題・定着確認の設計までが価格に反映されているため、“支払う金額=この子に必要な支援そのもの”として納得されやすい構造になっています。学力に応じた価格の適正化は、保護者の信頼と継続意欲の鍵です。

【⑥ 成長価値評価層:「点数」だけでなく「変化や姿勢」にこそ価値があることを共有する】

保護者が最も安心できるのは、「この月謝が、“この子の成長”とつながっている」と実感できるときです。この層では、単に模試の偏差値や定期テストの得点だけでなく、「どんな変化があったか」「どんな力がついてきたか」を、言葉とデータの両面からしっかりお伝えする取り組みを行っています。たとえば、月ごとの学習ふり返り面談では「宿題の質が上がっている」「読解時のメモ取りが変わった」など、“数字ではない成長”にもスポットライトを当てて可視化します。この取り組みにより、保護者の方々からは「以前より勉強に前向きになった姿が月謝の意味を教えてくれる」「この塾は“育ち”にまで目を向けてくれる」といった声を多くいただいています。私たちは、受講料とは「教えることの対価」ではなく、「成長を支える価値への投資」であると考えています。 その価値を、丁寧に“共有し続ける”姿勢が、継続と信頼のベースになります。